2006年01月10日

矢沢永吉の魅力

今だからこそ出せる色気がきっとあると思う。

日本のロックシーンの先頭を常に走り、果敢に最高の音楽を追い求める矢沢永吉。例年行われてきた武道館公演ではな<、今、矢沢は全国のライヴハウスで、ツバを吐き、熱くシャウトしている。

ファンを驚かせるため、そして自分自身のために。USENではパソコンテレビ GyaO で矢沢栄吉ライブハウスツアーのファイナルの模様を生中継。もちろん特集番組の放送や着ボイスまで。いつまでも輝き続けるロックスター矢沢永吉特集をUSEN各メディアで同時展開する。


すぐ傍で矢沢が歌っているようなサウンド。
アルバム『ONLY ONE』


「矢沢永吉とは日本のロックの1ジャンルである」といっても過言ではない。キャロルからソロデビュー以降今日まで、矢沢は常に果敢なまでにその時点における最高のサウンド・メイキングを模索しながら自身のロックを追求してきた。

今回ソロ30周年を迎え発表した29枚目のオリジナルアルバム 『ONLY ONE』 で、矢沢は前述のキャリアを自覚した上で、最大の武器である自らの“声”を前面に打ち出してきた。

「これまで僕は 『もっと革新的なアレンジは?』 とか、海外に出て 『新しい扉はどこだ?』 ってずーっとやってきた。でも5年ぐらい前から 『あれ、ちょっと待てよ?』 って感じて。なんかそういうのとは別に大事なものがあったんじゃないかなって。それがリスナーの気持ちだったんです。


リスナーは世界の誰々がギターで、誰々がミックスしたってことで音楽を聴いちゃいない。曲がいい、メロディがいいとか詞が泣けるとか、すごくシンプルなんですよね。ある時それにハッと気づいたんだ。

だから今回は僕なりに 『ケツの青さ』 や 『カッコいいドンくささ』 があるアルパムにしようと。それでヴォーカル入れからミックスダウンまで全部日本にある自分のスタジオでやりました。すぐ傍で歌っているような、そんな明快なサウンドに仕上がったと思います

まさにその言葉通り、タイトル曲でもある 『ONLY ONE』 は、ヘヴィなギターとパワフルなヴォーカルの直球勝負だ。シンプルでありながらも、ファンが矢沢の音楽を決して手放すことの出来ない理由であろう、ワイルドな魅力とカタルシスに溢れている。

「人間にはいろんなタイプがいると思う。センスあるヤツとないヤツや、運命に愛されているヤツと見放されているヤツもいる。でも行き着くところは、やっぱり自分自身なんですよ。つまり “ONLY ONE” 。不安でもそこから逃げたかどうかで未来は決まるし、逃げたらその分しっぺ返しがきて、ちゃんと辻棲が合うようになっているんだよね」


自身のルーツである場所“ライヴハウス”。
過酷なツアーを敢えて選択


そしてアルバムといえは期待するのがツアーだが、今回矢沢はライヴハウス・ツアーを敢行している。観客との距離も徹底的に近く、特殊効果によるステージ演出も制限されるライヴハウスはまさに肉弾戦。齢56にして、なぜこのように過酷なツアーを選んだのか。

「去年はロック・オデッセイに出たりクラシック・スタイルでのライヴをやったり派手な一年だった。その反動もあって 『もっと濃密で、かつファンに驚いてもらえるものって何だ?』 と考えたらライヴハウスに行き着いたんです。

それこそお客さんが(インタビュアーを指差して)そこですよ?(笑)メチャクチャ暑けりゃツバも飛ぶけど、まさに自分自身のルーツと言える環境下で、56歳だからこそ出せる色気がきっとあると思うんですよ。僕自身、それが何なのか、今とてもワクワクしているんです」

それこそキャロルでのメジャー・テビュー以前から考えれば、矢沢はその人生のほとんどを音楽と共に歩んできた。これまでも様々な取材において自身のキャリアを語っているが、こうしたストレートなアルバムを完成させた現在、あらためて自身のキャリアをどのように回想するのだろうか。

「30代の頃は、 『出来るもんなら20代の作品を全部消しゴムで消したい!!』 って思ってた。 『トラベリン・バス』 も 『雨のハイウェイ』 もね。でもその気持ちがあったからこそ海外に打って出て行けたんです。 『20代のもこれはこれでよかった』 って気持ちになれたのは40代後半になってから。

結局30年もやってこれたのは、このパカ正直さというかバカ真面目さがあったからなんじゃないのかな。それでまだ 『何か足らない』 とか 『もっと青く』 って音楽やれてるんだから、つくづくラッキーですよ、矢沢は(笑)」

経験と努力に裏打ちされた大人の自信が今日をラッキーと括る笑顔へと繋がっている。飽くなき音楽への探究心は、さらに未だ見ぬ地平へと矢沢を駆り立てるようだ。最後にUSENについてコメントを求めると、思いがけないエピソードが返ってきた。

「僕にとって USEN は 『いつも進んでるな』 ってイメージ。僕らが若い頃から、街中でたくさんの音楽が聴けて、最近はブロードパンドも手がけているでしょ?ソロになって間もない頃だったか、USEN の放送所に挨拶して周ったこと、ありますよ。

山の手線に乗って、袋いっぱいのレコード持ってね。アピールしたいから革ジャンにリーゼントなの。おかしいでしょ?だから昔から真面目なんだってば矢沢ってヤツは(笑)」



USENプログラムガイド 『ミュージックプレジャー』
12月号インタビューより (文・内田正樹)



New Release

『ONLY ONE』
発売中 3059円(税込・通常盤)
東芝EMI T0CT-25835
ONLY ONE/白い影/パンチドランカー/トワイライトにひとり/欲望の嵐/Sweet Winter/居場所/真昼/Be somebody/GO FORIT!(やっちまえ)/面影

ソロ活動30周年を飾る通算29作目のオリジナルアルバムは、2005年型ロックンロールの逸品。ロマンティックなロック詩人、加藤ひさし(ザ・コレクターズ)や谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)の作詞など聴きどころ満載だ。


Profile ――― やざわえいきち

1949年、広島県生まれ。伝説のロックンロ一ルパンド、キャロルを率いる。ソロ転向後すかさずアメリカでレコーディングしたアルパム『 I LOVE YOU , OK 』は1st にして不朽の名盤に。また、糸井重里編集の自伝 『成りあがり』 は幅広い世代のパイブルになった。80年代にはドゥービー・ブラザーズのメンパーを起用するなどアメリカンAOR色を増し、90年代以降は日本の大人の男性ならではのロックをアルパムごとに追及。また、ミュージシャンのみならず俳優としても異彩と独特の存在感を放ち続ける我が国きってのロックスター。


     ◇   ◇   ◇


情熱大陸で矢沢永吉特集を観た。『矢沢永吉とは日本のロックの1ジャンルである』 という言葉の意味がわかる気がした。永ちゃん(親しみを込めてこう呼ばせていただきます^^)って、すごい几帳面ですよね。ビックリしました!移動中の新幹線。お弁当タイムでの振舞いから見ても。(箸の袋を角を揃え折りたたんで、お弁当にきれいに収納してた)

スーパースターと呼ばれる人間は例外なく、それまで平坦な道のりを歩んで来てはいない。己に対してストイック。仕事には妥協しない。大衆を楽しませる類い稀な資質、感化力。ファンの期待を裏切らないエンターテイナー、矢沢永吉のカリスマ的人気に納得させられた miyuki でした。男に惚れられる男っていうのは、永ちゃんのような人のことを言うんでしょうね。なんか感動しちゃいました。

有名人の辛さって、その人の 『実像』 が正しく伝わらないことだと思うんです。マスコミの弊害とか論議を醸している昨今ですが、そういう意味では、このような番組にもっと活躍してほしいです。カリスマ、天才と聞こえはいい。華やかな場面しか大衆には伝わらない。華やかな表舞台以上に、陰で血の滲むような努力を彼等はしているのです。それを継続でき得る者が、きっと 『一流』 と呼ばれるのでしょうね。


情熱大陸
2005年11月20日 放映記事


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