2006年01月26日

ユニクロ、ダイエーと提携

130店舗に低価格ブランド

 衣料品専門店 「ユニクロ」 を展開するファーストリテイリングと、大手総合スーパーのダイエーは、衣料品分野で包括的に提携する方針を固めた。26日午後発表する。ファーストリテは、ユニクロより低価格の新ブランドを開発し今秋以降、総合スーパー形態の全ダイエー店舗に出店、衣料品売り場改革にも協力する。

低価格ブランドを投入し手薄だった市場に一気に参入したいファーストリテと、衣料品部門の立て直しに専門店のノウハウを生かしたいダイエーの思惑が一致した。

 両社は26日、それぞれの取締役会で包括提携に正式に合意する見通し。

 ファーストリテが開発する新ブランドは、家族向けのカジュアル着、肌着などを幅広く取りそろえ、ダイエーの200余の店舗のうち、衣料品売り場がある総合スーパー形態の約130店すべてに出店する方針だ。経営再建中のダイエーの店舗改装に合わせ順次出店する。

 新ブランドの名称は未定だが、ユニクロ色は出さず独立のブランドとする方針。価格はユニクロと比べ3割程度安くなると予想される。ユニクロではTシャツが1000円、ジーンズが2990円で販売されているが、新ブランドではそれぞれ700円程度、1990円程度になりそうだ。


 新ブランドの店舗は、ダイエーが運営する衣料品売り場と一体的に開発される見通しで、ファーストリテはダイエーの売り場改革に向けた提言も行う。

 産業再生機構のもとで経営再建を急ぐダイエーにとって、落ち込みが激しい衣料品部門の改革は最大の課題。衣料品専門店最大手として強い競争力を持つファーストリテとの提携で、ライバルとの差異化を図る。

 持ち株会社のファーストリテは、傘下に新ブランドの会社を設立する方向で検討している。新ブランドは、将来的には1000億円規模にまで成長するとみられ、ユニクロと並ぶグループの中核に育てたい考えだ。ダイエー店舗がない地域では、他の大手スーパーへの出店も検討するほか、独立店舗での展開も検討する。

 約10兆円とされる国内の衣料品市場のなかで、低価格商品市場は3兆〜4兆円程度に上るとみられている。専門店 「しまむら」 などが台頭するなかで、ファーストリテにとっても同分野への参入が急務になっていた。

 格差社会の進行も指摘されるなか、小売業界では、高品質商品を巡る競い合いが激しくなる一方で、低価格商品に力を入れる動きも目立っており、今後幅広い消費者の取り込みを狙う競争はさらに激しさを増すことになりそうだ。

(朝日新聞 01月26日 08:29)


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posted by くまもと都市圏 at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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