【ウィーン会川晴之】 オーストリア健康・食品安全庁は14日、オーストリア南部で見つかった野鳥の白鳥2羽から致死性の高い鳥インフルエンザH5N1型ウイルスを検出したと発表した。
また、ドイツ消費者保護・食糧・農業省も同日、バルト海のリューゲン島で見つかった死んだ白鳥2羽から同じウイルスを検出したと発表した。
イタリアやギリシャでも先週末に白鳥6羽から同ウイルスを検出しており、昨年10月に欧州大陸に広がった鳥インフルエンザは西欧諸国にも拡大した。
オーストリア政府は、同ウイルスを検出した白鳥が見つかった半径3キロ以内と外部間との鶏肉類の取引を30日間禁止する措置を取ったほか、同10キロ以内での鶏肉類の取引に厳しい制限を加えるなど、感染拡大防止のための対策を講じた。
ロイター通信によると、ゼーホーファー独消費者保護相は 「家畜への感染を防ぐことが極めて重要だ」 と述べ、当初3月1日から実施予定だった鶏などの家畜の屋外飼育禁止措置を今月17日からに前倒しすることを明らかにした。
欧州では昨年10月、ルーマニアで初めて鳥インフルエンザ感染を検出、その後もキプロス、ブルガリア、クロアチア、スロベニアなどでも相次いで見つかっている。
先週末にはイタリアのシチリア島や半島南部地域で渡り鳥の白鳥から同ウイルスが検出されたほか、ギリシャでも検出された。
(毎日新聞 02月15日10時02分)
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