2005年09月28日

新玉名市誕生に向けて

インタビュー・玉名市長選

玉名市長候補の築森守氏(現熊本県議)に聞く新玉名市のグランド・デザイン


本紙―まず、築森市長候補が考える新玉名市と市民の関係について。

築森―市の職員の応接態度に対して、市民の方々から「誠実で実行力がある」というお褒めの言葉をいただくことは、私の支持者や後援会にとって大きな励みになりますし、私もそうあってほしいと願っています。従来は、サービスを供給するのが「官」で「民」はサービスを受ける側と、はっきり分かれていたため、市民の意見や地域の想いが行政に十分反映できていなかった面があるのではないでしょうか。私は、そういう供給する側と受ける側という一方通行的、あるいは二極分解的なシステムをまず見直す必要があると考えています。

これまで、玉名市役所は「市内最大のサービス産業」とか「民間の経営感覚に学ぶべき」といった、サービスをいかに提供するかが支配的でしたが、それは20世紀型の市役所の姿ではないでしょうか。私は「大きな目標と自然と共生する健康で力強い自立都市」を市民と共有し、新しい分野にチャレンジしながらまちづくりをしていくのが、21世紀型の玉名市役所だと考えています。それには当然、役所の力だけでは限界がある。市民のみなさんと協働で取り組むことによって、市民の想いを役所の想いとなし得るようにしていきたい。


端的に言えば、市役所こそNPOの最たるもの、モデルになる必要がある。市役所は市民のためのいわば「まちづくり推進機構」のようなものであり、さしずめ市の職員は、その事務局員にならなくてはいけないと考えているし実行していきたい。

本紙―市民活動の現状についての認識について。

築森―かつては「市民活動」ではなく、要求型の「市民運動」が主流だった。現在もそのような市民運動があるので、正直なところ要求型あるいは陳情型の人は続かない。最後まで何回も参加されるのは自分の案を持っている人だと思います。現在は、市民運動型から市民活動型へ切り替わる過渡期かもしれない。市民の側にも行政側にも試行錯誤があります。そういう意味では、お互いに助け合い、刺激し合い、学び合って育ちつつあるという、まさに「教育」の実践がいま行われるべきだと、強く感じているところです。

本紙―市民参画行政を通じて職員に期待することは何ですか。

築森―市の職員にとって大切なのは、まちづくりに対する情熱や志、理念や哲学だと考えています。そしてノウハウではなく、何をするかという何と、なぜするのかという事を考えられる職員になる。そのことによって役所に対する市民の誤解や不信は解消されていくのではないかと思う。職員が市民の想いを自分の想いとし、市役所全体が組織として市民の立場に立てるかどうか。そこに市民との協働の成否がかかっていると思う。

本紙―築森候補が求める職員の資質は?

築森―新人職員には、

「まず新玉名のまちを好きになってもらいたい!」

と言いたい。そのために新玉名市のまちを歩き、見て、触れて、感動して、どうすれば新玉名市のまちがよくなるかを議論する。いわば、自分と町が一体となるような職員になってもらいたいですね。

本紙―市民との協働で新玉名市に求められる事は?

築森―市民自治の推進のために、「自助、互助、公助」の役割分担をきっちりしていきたい。個人、地域、行政がそれぞれの責任と責務を明らかにし、地域における相互扶助のネットワークを整備していくことが求められる。行政はこのような視点から「足らずを補完する」立場で地域に関わっていくことが重要だと思っています。お互いに主体性を確立し、緊張感のあるパートナーシップを築いていくべきです。市民の中には非常に勉強されている方が数多くおられます。だから、

「市民に負けんように頑張らなイカンで」

と言っておきたい。

本紙―今後の新玉名市の方向性について。

築森―平成17年10月3日に合併し、新「玉名市」となり、73,000人の人口は県内3番目の規模です。そして熊本市と隣接する「県北の拠点都市」が誕生しました。「県北の拠点都市」となったわけですから、その付加価値を高めるのが新玉名市駅。そのチャンスを生かしたい。また、新駅へのアクセス道路を位置づけられる”玉名バイパス”はなかなか進んでいない。一部で供用が始まっているが、着工から15年を経て、西側半分は用地買収すらできておらず、新幹線と同時開通は極めて厳しい状況にあるが、その間、経済関係に力を入れていく。

また、沿線との自治体は

「新幹線とのメリットを生かしたい!」

と言っている事について、今後の予定としては、玉名温泉や高瀬裏川、小岱山など多くの観光素材を持ちながら、他地域に比べ知名度不足もあり、ここにも力を入れていく。さらに、新玉名市の歴史性や文化性、風土性を再発見し、再生していきたいと思っています。それを市民と協働で行うことによって、単なるベットタウンから歴史と伝統が感じられる町に生まれ変わっていくのではないか、と期待し、熱き心と情熱を燃やし東奔西走の毎日を送っている築森守氏である。

子育てしながら働く女性の強力な支援策としては、どうしても預かってもらえない年齢や日時がある。年齢という点では、普通、保育園の入所は、生後5ヵ月からスタートする。だが、その前の生後2ヵ月、いわゆる産休明けの期間は、子どもを見てもらえる施設はほとんどない。日時という点では、保育園は土曜日は半どん、日曜日は完全に休み。それから、朝8時から夜6時までしか見てもらえない。ですから、時間軸と年齢軸で行政の保育制度が対応できない部分をベビーシッターでカバーすれば、働く女性の味方になるのではないかと考えている。


心の豊かさを育む教育、子育てと教育のしやすい環境づくりの推進

築森氏は、育児支援事業にかかわる中で、一番大切にしていることとして

「自分の子育てと同じなんです。私は育児目標を三つ、あるべき姿として掲げています」

と言う。

「心の優しい思いやりのある子どもに、想像力と創造力の豊かな子が生きる意欲のある子に育てたい。これはイコール、私の子育て観であって、こういう子どもにしていきたい、育てたいという子どもを産んだ婦人の方からの大変多い声でもあります。簡単に言うと、困っているなと思う人がいたら、スッと自然に手が出ている子にしたいし、何もないところからイメージを膨らませてつくり出していくような子になってほしいのです。そして、早く大人になって、こんなことがしてみたいというように、将来や未来を具体的に思い描けるような子どもになってほしいと思うんです。そのために公約し努力しているわけです。

子育ては、社会人を育てる社会的な行為だと思います。女性のお腹にいた子が、オギャーと生まれて外に出た時から、毎日一歩、一歩お母さんから社会という向こう側に歩いて行っているようなイメージがあるのです。その向こうにある社会は、心の豊かな人たちによって構成される社会であってほしいと思っています。そのためにはうちの子だけが幸せになればいいのではなく、うちの子が幸せになるために、隣の子も、向かいの子も、斜め前の子もみんな幸せにしなければという気持ちでの公約です」

<了>


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posted by くまもと都市圏 at 11:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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